2021.6.12
ついに割れた石
佐藤賢太郎

 石について私は3度も書くことになった。それ程、石割りは困難であった。同じ文書なので2度でいいのではとある方は言いました。同じことかもしれませんが、私は書きます。私は、この石割には合計7度挑戦した。
 
それもカヌーを楽しみに来た75歳のお客さんに手伝ってもらい、ようやく割れました。
 カッターで切り込み、セリ矢を使ったが駄目で、豆矢を使ってもダメ。2度レンタル屋さんに行き、この工具では駄目で、つぎのレンタル屋さんに行き工具を買った。それでも石に穴が開かない。ドリルが熱くなる程、負荷がかかる。ついに細いドリルを先行して彫り、後日に太いドリルで彫ることにした。これで石に穴が開きやすくなった。
 手伝の人は言う「なんで今、私がここにいるのか分らない、乗せられた」と言って笑っていた。その75歳になる男の方は「あなた乗せ方がうまい、あなたは詐欺師です」と言う。私は「計算していないよ」と言う。そして彼が言う「あれだけ割れるのを嫌がった石を割ったのだから、神主さんを呼び、お祓いをしていただいたほうが良い」と言っていた。私は納得して従った。今日、神主さんに来てお清めをしていただいた。でも課題がある、割れた石がフォークリフトで運べるかが残っている。セリ矢は残しておくことにした。それを私のストーンサークルとしたい。とにかく設置までには大変な作業が待っている。