2015.02.10
自分の役割
佐藤賢太郎

 生まれてきて、幸せに生きたいと願わない人はいない。みんな人生を幸せに生きたいのです。しかし、そう望んでも実現できる人はそんなに多くないと思います。

 ところで、宇宙の生成は人間には計り知れない不思議な仕組みになっています。宇宙に存在する様々な銀河団も、生まれては消えゆく、その繰り返しです。私たち人間も、太陽やその他の惑星も、今があって存在します。人間一人ひとりも、惑星の生成と同じように、それぞれに存在理由も役割もあると思います。

そうしたことを、古代マヤの人々は宇宙や自然のしくみを正確に観察し、人間の生き方を体系化したようです。それは驚異的な観察力です。感性が現代人より豊かであったに違いありません。

 中繁芳久さんは、それぞれの人間の役割が解ると、自分の未来が変わると和彩館で話してくださいました。彼が素晴らしいのは、それらを体系化する論理的思考力があることだと思います。中繁芳久さんは、コスモ夢舞台有志会員一人ひとりの役割を調べてくれました。会員の皆さんも大変興味をもちました。その後、会員の皆さんのモチベーションが持続しているかどうかは不明です。

 中繁芳久さんは今年に入り「あなたが生まれてきた本当の理由」という本を刊行しました。私は関心をもって読みました。

マヤの人々が考えたことに、私はまだまだ解らないところもありますが、自分の役割についてうなずけるところがたくさんあります。

この宇宙自然の法則に沿って、自分の役割を生きることが楽で幸せになるということのようです。その役割が解らないで生きているから苦労しているということなのでしょう。

 マヤの長期暦では、26,000年のサイクルのことが述べられています。つまり地球は23.4度傾いていますが、その先端が一周するのは26,000年かかり、その時に価値観も変わると言います。具体的には私たちは現在、冬の時代から春の時代に入っているというのです。以下に、価値観の変化を抜粋しました。

 冬の時代から春の時代の変化は

政治の目的:経済的豊かさから人間的豊かさへ。

生きかた:建前から本音。

仕事のスタイル:競争から自己実現。

社会の原理:奪い合いから分かち合い。

個性:単一化から多様化。

社会の主役:人間から宇宙、自然。

マーケット:大都市集中から地方へ分散。

社会の評価基準:正義か悪かが、役割が合っているかいないか。

人間の価値評価:学歴、資格、お金から人間性、精神性。

その他、まだまだありますが抜粋して書きました。

時は変化の時代に入っていますが、マスコミ報道にあるように、共生の反対で、人類は経済性の競争を繰り返しています。

 私の存在、役割を調べて

ここで私の生年月日から計算したその役割を見ると、こうなっていました。

私のベースは「冬の種」:知的探究心、好奇心、集中力、真理探究、能力の開花、問題意識、自らの目覚め、具体的行動等   

私のキーワードは「冬の階」:自由意志、心理の道、前進、感化力,求道心、信念、真剣さ、覚悟、責任感、自立、プロ意識、体系化、マイペースなど

私の宇宙の波は「脈動」:ワクワクドキドキ、新しいもの好き、人を元気づける

遠慮なく言えば、この役割が私に当てはまるところが多くあると思います。また、冬の時代から春の時代についての価値観の変化に納得できるものがあります。そのことから、マヤ暦や中繁芳久さんのおっしゃることが信じられるのです。石橋を叩いて渡るのではなく、まさに「来たバスに乗れ」です。この言葉は口で言えても、実行する人は少ないと思います。それは自分の固定概念から脱皮できないからだと思います。

今私が感じていることを述べてみましたが、まだまだ探究しようと思います。