2012.05.08
コスモ夢舞台の進展
佐藤賢太郎

1.コスモ夢舞台の流れ

人生は夢や希望に満ちている。その気になって行動すれば夢は実現する。コスモ夢舞台、それは仲間との現代の桃源郷つくりである。今はそのプロセスにあり、(1)建物のリフォームから始まり、(2)里山アート展と芸能祭りのセットを実行し、(3)ビオトープつくりを手掛ける。それは経済効率ばかりに目が向けられる今日、自然の大切さを見つめることである。田んぼに石畳を敷き詰め、散策できる環境で生き物の命、私たちの命を考えるところに意義がある。そして、(4)安全安心おいしい旬の食材を和彩館で参加者は食を楽しんでいる。さらに、(5)有機農法について考えることになった。

私は無農薬米つくりをするようになり、5月の都市と田舎を結ぶフォーラムで「なぜ有機栽培を選ぶのか?」をテーマに、講師を長尾好章さんにお願いしました。 

昨年、無農薬米つくりの指導をいただいた方である。なぜ有機栽培にこだわるのかを尋ねますと、「私は環境問題から入ったが、人間の生き方の問題である。有機肥料による作物というと安心するが、動物のエサが問題である。農薬を食べた家畜の糞を有機肥料としたら、それは有機と言っても問題がある」と答えがありました。その深い考えと行動力には、参加者一同納得するものがあった。勿論、儲けのための有機栽培でないことはその人柄からも伺えた。このフォーラムは大変好評で、有意義であって参加できなかった方には誠に惜しいことをしたと思います。

さて今日、ガンになる方が珍しくなく、昨年から今年にかけて私の知人も何人かお亡くなりになりました。私も2010年、前立腺がんになった。手術するしかないと医師に宣告された。その医師に従わず、自己責任で自然治癒力を高めるべく勉強と実践を続けてきた。

 私は、4月28日仙台で行われた「ガンをはねのけ生き抜く力」セミナーに参加いたしました。そこで佐々木英雄さんに出合いました。佐々木さんは私が最も熱心に読んでいる冊子「いのちの田圃の会」の会長であった。佐々木さんは前立腺末期ガンから生還した体験者。私はその人柄にも魅かれて、7月開催予定のフォーラムの講師としてお招きしたいと申し上げたところ、快く受諾を賜りました。

そこで、7月の都市と田舎を結ぶフォーラムは(6)「健康・ガンをはねのけ生き抜く力」を開催いたします。夢がまた一つ実現しそうです。この開催によって、次回以降、どのような人生が展開するか、私は自分の人生が楽しみです。

2.ビオトープつくりと新会員の活動

今年中に、ビオトープづくりの完成をめざしている。いち早く豊実入りした大野さんは懸命であった。桐山さん、大塚さんと砂利運びをして汗を流したことが印象深かく、嬉しかった。私が一呼吸入れる間も、大塚秀夫さんは休まなくても大丈夫なほど元気であった。最後まで残ってくださったお二人に感謝します。

私は執念をもって、9月もビオトープつくりをします。今年中に遊歩道を完成させるつもりです。都合のつく方はぜひ参加してください。

さて、新人として古田さんが活躍してくださった。道具や雨具の場所をもっと整頓したらと提言されました。そうしたいのはやまやまであったが、できる方もいない現状であった。

私としても、楽屋裏を見られているようで工具室や作品倉庫に仲間でも入られるのは好まなかったが、着替え室がなくてしょうがなかった。そこで古田さん、大野さんと相談して、風呂場の前にあった建物を会員専用の更衣室として早速リフォームすることになった。

昔からの仲間ではできなく、新人でなければできないことであった。これからは新人であろうが、積極的に意欲のある方にコスモ夢舞台を引っ張っていただくつもりである。そして、コスモ夢舞台会員は自分の人生のプラスにしていただきたい。

一方、ベテラン会員の時崎庸二さんは、ビオトープづくりのメダカの川整備にパイプ等を寄付してくださいました。今年は石畳を歩きながら、メダカを見ることができます。時崎庸二さんはコスモ夢舞台のために、私個人にも陰でとても力になってくださっています。

私の描くデザインをハード面で実行してくださる大野さんは欠かせないがNPOコスモ夢舞台の事務局として森紘一さん、小宮和巳さんはも欠かせない存在になっています。

ところで、桃源の湯は私たちの財産です。しかし山の清水が湯沸しタンクから溢れることがしばしばあり、入ろうとすると水風呂になって大変困ってしまうことがしばしばありました。業者に依頼しましても動きが遅いため、私がフロートを設置し水を自動的に止まるようにしました。経費節約になり、これで安心して風呂に入れます。

新旧交えて、こんな素晴らしい仲間がいる会はめったにないでしょう。そして、奥会津書房の遠藤由美子さん、EU・ジャパンフェスト日本委員会の古木修治さん、ギリシャのリオシスさんたちとの素晴らしい出会いがあったように、コスモ夢舞台の人の輪は長尾さんや佐々木さんをはじめ、さらにもっと広がってゆくでしょう。

3.これからのコスモ夢舞台

建設、アート、ビオトープに続き取り組むことは、農と食、健康である。来年からは、健康と農について推進してゆくことを今から企画しています。会員の皆さんも、これからの身近なテーマだけに、ぜひ参加していただきたいと思います。参加しないと‘モッタイナイ’です。