2017.03.30
佐藤賢太郎さんに出会えてよかった
大島 和子 

今、佐藤賢太郎制作「太陽の翔」というペンダントを前に原稿を書いています。「太陽の翔とは、燦燦と太陽をふりそそぎ、すべての生命をはぐくむ太陽、それを讃えている、という意味であります。女性は太陽のような存在かもしれない。」ペンダントは、ケースに収められて、この説明書きがあり、落款が押されています。

 私は、賢太郎さんの作品に出合い、感動し、コスモ夢舞台の会員(その当時はふくろう会)になり、他の会員の皆さんといろいろな作業をさせて頂いています。女性の支えがなかったらここまでできなかったと。いつも、女性を讃えてくれる賢太郎さん。プレゼントとして贈られたときの歓びは今でも忘れることができません。

 この世の全てを、愛している賢太郎さん。それは、作品に表れています。小動物から全世界、宇宙の果てまでも限りなく愛情を注いでいます。労を惜しむことなく、いつも、有言実行です。芸術活動の傍ら、ウーファーとなり、世界中の方たちを受け入れ、生きる私たちにとって一番大切な農を通しての、活動もされています。

 そんな賢太郎さんが、3月4日、私の「小さな森の和美術館」にきてくださいました。南東側にあった、壊れかけた古いトイレとお風呂の小屋をこわして、前に植えてあった樹木も全部伐採して下さいました。建物や樹木に隠れて見えなかった、紅枝垂れ桜が、ドーンと目の前に現れて、それはそれは正々堂々としたものです。目の前がパッと開けて、風通しも良くなり、運が開けるようなそんな感じがしました。「景観を良くすることで、桜にとっても、見る側にとってもすごく良い状況です。これで、たくさんの人が訪れますよ。ここになら石のテーブルと椅子がよく似合う。今度は2トントラックが入るように道路の整備をした方がいいですね。それは8月までに自分でやってください。」どのように行うのかの手順も教えて下さり、植木を伐採することなど下準備もして下さいました。協力してくれる友人等と一緒に道路づくりをやる楽しみができました。

 思い返せば、「小さな森の和美術館」ができたのも、賢太郎さんのおかげさまです。賢太郎さんはじめ、コスモ夢舞台の会員の大野さんが手伝ってくれなかったら、何もできなかったと思います。ひとつひとつ、自分の力でできるように、指導して下さり、手を貸して下さいました。夢を実現させるためには、まず自分で動く。いつも賢太郎さんがおっしゃっている「動いてこそ感動はやってくる」そのものです。

 これで終わりということはなく、どんどんアイデアが湧いてきて、それを実現させていく。その力をもらいながら、そして自分も動きながら、これからもコスモ夢舞台の活動に、小さな森の和美術館に力を注いでいきたいと思います。