2013.04.18
公開審査会に同行して
小宮 和巳 

公益信託にいがたNPOサポートファンド公開審査会が4月21日(日)に新潟県庁で開催されたが、昨年に引き続き発表者の佐藤さんに同行した。この日は、この時期として例年になく寒い日で夜半から氷雨が降り続いており、豊実では一面真っ白だったという。
 
待合わせ時間は、午前9時15分県庁駐車場にしていたが、8時30分に佐藤さんから電話が入った。審査会に先立って送付した発表用パワーポイントを説明が分かりやすくなるよう田んぼ夢舞台公園一帯の航空写真を追加したいので差し替えたいと事務局に連絡したところ、準備の都合上午前9時までに届けてもらえるなら間にあうとのことで早めに出掛けて来たとのこと。それにしても悪天候の中この時間に県庁に到着するには大変だったと思うが、今日の発表に対する佐藤さん意気込みが伺えた。 

公開審査会のプレゼンは、申請17団体が順次発表時間7分、質問時間3分、一人につき10分の持ち時間で行われ、コスモ夢舞台の発表は最初から3番目だった。 

今年の助成申請の内容は、昨年までの整備を受けて、新たに見えてきた課題である「誰でもが安全で気安く散策や鑑賞、観察ができる」をコンセプトに @車椅子等では通行が難しかった磐越西線に並行する蛍の川の一部を拡幅する。A来場者の安全の確保と利便性を高かめるため駐車場を奥の空地部分に整備する。B駐車場への入り口部分の急坂をなだらかにし拡幅する。というものである。 

佐藤さんの発表は、コスモ夢舞台の活動内容のほか、昨年の工事写真、郡山市の障害者施設の里山アート展出展作品「今、私たちは立ち上がる」、一帯の航空写真などわかり易く編集されたパワーポイントにより行われた。 

発表後の質問時間では、@24年度にかなりの赤字決算となっているが、どう対応するのか、A阿賀町はどのように支援しているのか、B今まで石にこだわって整備が進められていたようだが、今年コンクリート化するのはどうしてか等質問があったが、コスモ夢舞台のこれまでの実績には高い評価がなされているように感じた。 

 プレゼン終了後、佐藤さんは「採否は別としてもやるだけのことはやった。」と清々しい表情だった。

 今年の申請団体数は13、額にして883万円弱。それに対し、助成予定額は340万円と競争率が高く、昨年の採択に引き続いての申請というハンディがあるが、採択されることを切に願っている。(採否の通知は、5月中旬予定)