2015.05.09
水芭蕉の池
大塚秀夫

豊実に通って、18年。豊実の景観を復活させたいとコスモ夢舞台の事業がスタートした。放棄田圃を耕し復活させ、田圃にできないぬかるんだところは今、水芭蕉の池になりきれいに咲き誇っている。水芭蕉を見ると、ぬかるんで腰まで埋まってしまう、深い田圃だから使えず、誰がそんな光景を想像できただろうか。
  そのまま放っとかれて、ますます荒れていくだけだろう。里山とは人間の手を入れるから里山であり続けるのだ。しかしそこに水芭蕉を植えて、このようなコスモ夢舞台公園として景観を整える事業を起こし現実にそれをやっていく。金にもならないことに一生懸命にできる精神。里山には宝物が埋まっているという。米を作る人も畑で耕作する人もいなくなり、限界集落と言われて久しい。 

村を元気にする。人が集まるように村で夢を紡ぐ人はいない。人間も元気、地域も元気。田舎だからできるのではない。お金がなくても、なぜこれだけのことができるのか。 

私は都会に住んでいるから便利です。その分、快適で便利になれば心身共に退化していく。豊実に行くと生活は対極的。風呂は薪で、景観は人の手で手をいれないと保ってない。食事は最高です。甘さを出すのに普通砂糖を使う。それがサツマイモと麹で出すんです。本当に体のためによくて美味しいものばかり。

そして、身体を動かすと心身ともによみがえってくるから不思議だ。 

私のライフワークは豊実と都会の架け橋。都会の人が豊実に身を寄せて心身ともに元気に健康になることが夢です。地方と都会の交流で