2020.10.17
農泊推進協議会に参加して
佐藤賢太郎

 JTB総研主任研究員倉谷さんのもと、「農業景観を活用した観光に必要なこと」の説明があった。はじめ私は、参加できないと思っていたが時間が取れ、参加することにした。最近の観光は団体で名所を見て歩くことから、非日常的生活を個人として体験する傾向にある。
 そこで、農泊にスポットが当てられました。私は当然のことと思った。この農泊協議会は全国で500もあるという、その多さに意外と思った。将来800になるとも言った。しかしその補助金が無くなると、取り組を辞めるところもあるとも言及した。

 印象に残ったことに触れます。景観と食とストリーが一致していると客が集まるとも言った。これも納得できました。食べることは人間を引き付けるものがあります。そこで、高価にコメを売るには風景などイメージが大切だと思いました。如何して無農薬米が高いか、そのわけも明確にできたと思う。そして食べるシーンは分かりやすい。また、わかりやすい言葉を使うこと、それは多くの人、世界中の人を引き付けることになると言いました。私は、多く文章を書きますので納得できます。
 次にインバウンドに触れました。そもそもテレビ局のロケが入ることの理由は、「こんな過疎、何もないところに外国人がどうして集まるのか?」にあると私は思う。新潟県はおろか、阿賀町でも知らない人がいる豊実、そこに全国テレビ放映があれば、珍しいところに人が確実に集まると思います。私はテレビロケの対応に最善を尽くします。何も特徴のない豊実で、仲間とともに夢に向かって工夫をした生き方をすることにより、こうなると言いたい。
 話は戻りますが、外国人が来る理由。それは、風景が美しい、美味しい食事が食べられる、アートをしている、人との触れ合いが面白い、いろんなことをしている等々。その理由を写真でアップしています。言葉はいらないです。彼らはイメージで来ます。CMと同じです。
 ついでに言うとSL だけでは観光客が集まらない。あまり好きではない言葉ですが、戦略的な工夫が必要といいます。「なぜ列車から見える風景にSLがとまらないの?」JRに伺うと、ホームが短いから、駅付近のこう配が急だから、といったような気がします。リスクもありますが挑戦も必要です。そこに、夜も見えるアートがある。どうでしょうか。時間はかかりますが、人は必ず関心を持ちます。
 こうしたことを思えば、私は先駆けていることをしていると確信しました。その意味で、この会議に参加した意義があると思います。