2009.07.16
佐藤さんの歓送会に参加して
大内富士枝

 新年会以来久々にふくろう会の方々にお会いする機会を得た。私は、絵画部門で春の公募会の制作に熱中し、新たな発表の場に挑戦し、入選、評価を得ることが出来た。ご無沙汰してしまったことを反省しながら着席すると、何と、会の暖かな方々全身でこんな私でも受け入れて下さる。これはなぜ?何と心の焦点がピタッとあってしまう、不思議である。

 会は賢太郎先生はじめコスモ夢舞台の現状報告、豊実での活動報告、そしてこれから訪問するリトアニア訪問のいきさつ等、あっという間に場がはずみ話はつきない凝縮したひと時でした。今時世間では、気恥ずかしくて夢など語れない、それがここは違うぞ!夢を実現する為こんな真剣に取り組む仲間がいる、よりよく生きるとは何だろう、自らも幸福にし、他人も皆笑顔にする、一緒にいてこんな温かさを感じる幸福があるのだと衷心から思えた。

 蓮田生まれの私は、時々スケッチ旅行のため蓮田から海外へ飛ぶのが慣わしになっている。6月、2度目のトルコの旅に行ってきた。今回はイスタンブールから首都アンカラ間、西トルコを半周しシルクロードをバスで移動、2800キロメートルの旅の風景をスケッチしてきた。嘗て見たことのない風景との出会いは感動です。トルコブルーの空に白い雲が飛ぶ。隊商が行き交ったでしょう一筋の道。旅人に心を寄せた。エーゲ海ではギリシャにも20キロメート接近、佐藤先生の像が見えるのではと車窓から身を乗り出し、目を凝らしたが見えるはずもなかった。旅は異文化や大自然に触れ心が自由に羽ばたき飛んで行く、地球のどこまでも行けそうな気がする。

 佐藤先生は、EUジャパンフェストのプロジェクトの一環としてリトアニアを訪問することになった。先生の今回の旅で、どんな旅の印象が聞けるかが楽しみだ。そして、私たちに生きるエネルギーを下さる。今まで出来なかった事、何が私に出来るかを考え参考にしていきたい。