2020.9.4
作品交換
佐藤賢太郎

 先に述べたように私は足の親指を怪我しました。少し良くなる間、あれやこれや考え、あるいは、つれづれなるままの原稿や「アートと生活」を作り、楽しんでいます。私は長田先生の絵画や佐山先生の彫刻を使って新しい展示を考え、本日「合作の天井」という絵を組み合わせました。
 長田先生はなぜ文字で絵を作品にしたか知りません。失礼ながら売れないでしょう。そのことは言いませんが、投函するハガキでご本人に聞いてみることにしました。

 作家には自分にできない分野を受け入れる作家もいます。私はあのように作れない裸婦人物像を制作する佐山先生は、私の作品「縄文のイノシシ」が気に入り「俺にはこのように作れないな」と自分のブロンズ像と交換しました。長田先生も以前、素朴な私の作品「犬」と絵画を交換しました。人間はいつしか個性が生まれます。このように違う個性、ないものを素直に認め合い受け入れる。良いではないでしょうか。

 こうして、いわき市龍雲寺(10月1日11:30)と喜多方市役所(10月19日10:00)の2つの除幕式の準備をしながら楽しんでいます。
 ご主人から、大変お世話になった東京鹿瀬会の方がなくなったと連絡がありました。あの世は誰にも必ずやってくる。だから私は、今を全力投球で行きたいと思います。だからこそ私は、いわき市の龍雲寺の石庭にかけている。