2009.10.15
ミチビかれた軌跡と創造・DVD完成!
御沓一敏

何とも神秘的なタイトルはネーミングの大家佐藤さんの命名である。

コスモ夢舞台も十数年が経過したということは、仲間も年齢を重ねたということで一つの節目を感じる。
   ふくろう会の仲間の中でも特に遠隔地にいて豊実へなかなか足を運べない人、こうした方々には陰で支えてもらっているにも関わらず、コスモ夢舞台の進展状況を実際に見てもらうことはできない。昨年は本という形でお届けしたが、感謝を込めて、今年は映像でお知らせできないかという話になった。

佐藤さんの発想と企画力の素晴らしさは大方の知るところであるが、それが実際に自分へ向けられたとき、こちらの技量をはるかに超えたものがしばしばある。

 今回の要望は、過去からの写真を基にして動画的に動かすようにする。ナレーションはなしで全体に音楽を流し、その順番も指定がある。できれば全員が観られるように最終的にはDVDに収めて配布したいというものである。
   所詮、ワープロと表計算ソフトの延長線上でしか動いていない筆者にとっては“音と映像”が入っただけで難問山積。

   さらに機材の購入は必要最低限に抑え、ツールソフトは無償で提供されているものを使うというのが、自分で決めた“コスモ夢舞台流”である。となると越えなければならないハードルは可なり高い。

 名優・緒形拳はかつて「大変だったでしょ、といわれて、いや軽いもんですよ、といっていたい。楽屋裏でかく汗は他人にみせちゃあいけないもんです」と言ったそうだが、並みの人間?にしてみれば、いくら汗をかいたとしても完成はおぼつかないし、汗を見せるみせない以前の話である。

 そこで、教えを乞うたのが、以前、勤めていた会社のTさんである。豊実にはまだ、お出でいただいたことはないが、毎日朝一番で、「コスモ夢舞台」のHPをご覧いただいているという。さらに間違いなく、縄文人の末裔だと思わせるような誠実な人柄であり、筆者にとってはこんなに心強い味方はいない。

フリーソフトの微妙な使い方、最後のDVDへ落すプロセス……等々。また、素人に対する温かい励ましの言葉駆けに何度も勇気付けられた。今振り返っても自分ひとりではとても切り抜けることができなかったと改めておもう。

 こうして大変貴重な部分をTさんにフォローしていただいてのDVD完成であることをこの場を借り、ご披露することで、お礼に代えさていただきたい。

10月10日の上映会で仲間に喜んでもらえた光景を思い出し、依頼されたあのとき断らなくて良かったと胸をなでおろしながら、ひとり静かに達成できた安堵の余韻に浸っている。<感謝!>