2007.10.24
東京ブロックの立ち上げ
森紘一

 気持ちの良い好天続きだが、日暮れがにわかに早まって、行き交う人々の足どりにも秋の深まりを感じる。久しぶりに、JR浦和駅西口の雑踏をぬけて「魚民」へ歩いた。
三々五々と集まったふくろう会の面々は、大野さん、桐山さん、渡辺さん、海江田さん、鈴木さん、成田さん、大塚さん、荻原さん、古屋さん、大内さん、森幹事長、遠藤さん、時崎さん、飯野さんとわたしの15名だった。いつものように、幹事長の音頭でそのつどの乾杯が繰り返された。

11月のイベント出席者の確認に続いて、今回の会合の趣旨について、幹事長と大野さんから話があった。現地、豊実の「コスモ夢舞台」の様子を、こちらにいる「ふくろう会」の会員もお互いに共有して、こちらからも会員の状況等を発信して、お互いに情報交換を頻繁にしていこうということになった。できれば、月の第4週の火曜日を例会として、都合のつく人が集まる飲み会にしようということになった。

「コスモ夢舞台、関東支部の第一回総会だな」、「いやいや、東京ブロックの初会合の方がいいよ」と賑やかだった。賢太郎さん、マキ子さん、御沓さんはたまたま豊実に出かけて不在といった感じで、いつもの仲間同士の明るい会話がはずんでいった。
会の半ばで、賢太郎さんから託されたコスモ夢舞台米の配布の考え方と報告が、幹事長からあった。そのあと、「佐藤賢太郎とコスモ夢舞台」、「ふくろう会」に寄せる出席者の熱い思いが次々に語られた。
成田さんと大内さんから、JR蓮田駅西口の再開発の動きに合わせて、東口だけでなく賢太郎さんのモニュメントの設置をよびかけていこうという提案があった。「今は豊実に行ってしまったが、蓮田は佐藤さんの原点のはずだ」、という成田さんは即、推進委員長ということになった。

遠藤さんは、例の古代ハスの種を丹精込めて育ててくれていた。写真付きの栽培日記を
拝見すると、発砲スチロールの鉢からはみ出した40cm近い葉っぱは青々としていた。「上手くすると来年にも花が咲きそうだ」、という遠藤さんの言葉に、その昔、古代ハスの大賀先生に学んだという時崎さんや千葉まで古代ハスを見に出かけたという美紀さんもにっこりだった。コスモ夢舞台のメダカの池に淡いピンクの古代ハスが浮かぶ姿は想像するだけで楽しくなる。コスモ夢舞台の縄文バージョンとしても、古代ハスとストーンサークルは格好の組み合わせだ。

フクロウの藍染の半被を着込んで現れた大野さんも忙しかった。さっそく、桐山さん、鈴木さん、海江田さん、成田さん、時崎さん、飯野さん、美紀さん、荻原さんが試着をくりかえしていた。

この夏、賢太郎さんやマキ子さん、御沓さんが豊実で大忙しだった体験学習の運営については誰もが関心を持ったようだ。幹事長も古屋さんも大内さんも、そのことに触れながらコスモ夢舞台のこれからに大きな期待と夢を抱いている旨を、それぞれの思いを込めて述べられた。

里山アート展の作品つくりをアーチストとして楽しんだという大塚さんが、最後に関東一本締めを大声で発した。東京ブロックの立ち上げが、豊実のコスモ夢舞台との大団円につながることを出席者全員が念じた唱和だった。(終)