2009.12.

2018.10.17
コスモ夢舞台とパルテノン神殿
森紘一

  15回目を迎えた「里山アート展」は、いよいよ20日(土)が最終日となる。

     総合プロデューサーの佐藤さんは、全力投球でさまざまなサプライズを用意されて、周年記念開催を盛り上げてくださった。子ヤギの登場やクラシックカー(農耕用)の集合等、どれもが想定外のアイディアで、のどかな田園風景を演出されている。
 また、春先から豊実に逗留した外国人ウーファーの参加作品7点も、会場に花を添える傑作ぞろいだった。
   
    一方、室内会場となった展示館(実は空き家対策でもあるのだが)の襖の墨文字(枕草子の序文)や我われの活動写真の膨大な展示も話題となっている。

 この間、東北電力の活性化応援プログラムの二次審査に落選のニュースも届いていた。

 「コスモ夢舞台は佐藤さんのワンマンチームではないか?」という指摘を受けたという。「決してそんなことはありません」と言い切れないところに、我われのモドカシサもあったのです。

昨夜(10/16)は、関東在住の会員が集う例会が浦和でありました。久しぶりの出席者を含む12名の感想や意見は、里山アート展にとどまらず、これからの生き方やコスモ夢舞台の行くすえ、はては佐藤さんのリーダーシップと我われの役割といったところにまで広がる、中身の深い懇親会となりました。

 経営戦略コンサルタントの南和気氏によると、期待される新たな組織モデルは、一人のリーダーだけが組織をけん引する形ではなく、複数でリーダーシップを分散する組織モデルだそうで、こうした組織の在り方を「パルテノン型組織」と呼ぶそうです(なるほど、佐藤さんがギリシャに制作設置した「ゴルゴーナ」以来、我われにもなじみのギリシャ・アテネのパルテノン神殿は、紺碧の空のもと複数の柱に支えられていた)。

 では、これからの変化の時代に我われが注意しなければならない、気を付けるべき点はどんなことだろうか。少し落ち着いて考えてみると、我われ一人ひとりのモチベーションの問題であることに気が付く。

 まず、コスモ夢舞台で活動をすることに喜びを感じているかどうか、会員であることに「共通の価値観を持っているかどうか」が問われると思う。

次に、「自分の立ち位置はどこか」ということだろう。自分の役割は何か、何を任されているかということを明確に意識することだろうと思う。

そして、「判断に必要な情報や戦略が共有されていること」も必要事項だと思う。
少なくとも、そんなことどもを皆さんで話し合えたことは貴重な経験であった。

  我われのコミュニケーション手段は、ご多分に漏れずメールや電話が多い。しかし、お互いに高齢化していくこれからは、意識してフェイス トゥ フェイスの直接会話を心がけようという確認ができたことも幸いだった。

 健康である限り、佐藤さんとマキ子さんを中心に、お互いに明るく意志を確かめ合いながら、コスモ夢舞台で充実した人生を送りたいものである。