2012.03.17
今年の味噌つくりを読んで
大塚秀夫

豊実からの便りが私も楽しみになりました。今年の味噌つくりを読んですぐに私の思いをしたためました。

拝見したらなおさら駆けつけたかったのですが、このたび、味噌つくりは行くことを断念しました。

今年の味噌造り

春寒の豊実から便りが届いた。この地域の手づくり味噌、食の文化を伝える味噌つくりの時期だ。今年は3月24日だ。今、豊実では無農薬自然のままのほったらかしの豆を譲り受けて豆の選別に大忙しだ。無農薬だから虫に食われたりした豆も交じっている。味噌に使うために煮込む大豆の量は60キロぐらい。そんな大量な大豆を手作業で一粒一粒良いものだけを選んでゆく。

写真ではお母さんとマキ子さんが豆の選別作業をしている。煮豆に艶があったのかと驚いていると佐藤さん。佐藤さんは「良いものを作るには手間暇がかかります。一年一年違った味噌になります。果たして来年春どんな味噌ができるでしょうか」という。

たぶん、こんな手間暇かけて味噌作りをしているのはここだけではないだろうか。煮込む前日までの準備が大変です。白米と麹を交換する。大きな窯を準備して、豆を洗って煮込んでその準備があります。

この地域豊実ならではの手作り味噌。本当に愛情が詰まっている。味噌蔵も今雪の重さに壊滅状態。春になったら、どんなに雪が降っても壊れないように味噌蔵に修復だ。

今年の味噌も楽しみだ。