2009.12.

2016.01.06
新年のときめき
森 紘一 

 わたしの家から新横浜駅に向かって尾根筋を10分ほど歩くと、創建800年を超える篠原八幡神社に着く。普段は人影もまばらな、こんもりとした森の一角が、新年ともなると初もうで客で長い行列ができ、屋台もそろってあたり一帯がはなやぐ。 

おだやかに晴れた4日の昼下がり、あたたかな陽ざしに誘われてかみさんと神社を詣でた。すでに人出は峠を過ぎたようで、すぐにお参りすることができた。

拡げたおみくじには、“さびしさに 何とはなくて 来て見れば うれし桜の 花ざかり かな”と書かれていた。願望は“心ながく思うて せよ 叶いましょう”とあった。さて、どんな一年を過ごすことができるだろうか。 

ところで、NPO法人コスモ夢舞台は5月から活動7年目に入る。わたしは今年、三つのことを楽しみにしている。

一つは、佐藤さんの「モロッコへの旅」である。異文化の地で、初めて見るもの、聞くものから佐藤さんが何を感じるか、作品にどう表現されるか、大いに興味がわく。また、モロッコ在住のフランス人Rashidさんとの友好関係も、どう発展していくのか見守りたい。ある意味で佐藤さんは、これからのワールドワイドな国際親善大使である。 

昨年の「里山アート展」最終日は、これまで以上にもりあがった。渡部恵美子さんと仲間たち地元周辺の若手舞踊グループのパフォーマンスダンスは、圧巻だった。その

彼らが、今年は「里山アート展」の開催一週間前に、プレオープニングイベントとして演じてくれることになった。これも楽しみである。

また、地元の米つくりのプロMさんの協力を得て、豊実の地で佐藤さんと無農薬の米つくりの共同作業を開始することに合意したという。

 ここから生まれる彼らとの展開は、我われの活動にとって力強い励みとなる。コスモ夢舞台の維持・継続は、何よりも我われの願いであり、直近の課題でもある。

  昨年の「里山アート展」終了日の翌日、地元津川で初めて開催した【佐藤賢太郎講演会】は「食と健康・生きがいとは?」といったテーマであった。お集まりいただいた皆さんは少人数であったが、大変好評をいただいた。

 その時、「ぜひ、来年もここでお会いしましょう」は合言葉となった。これが三つ目の楽しみである。

 佐藤賢太郎講演会は、これまでも各地で開催してきたが、地元阿賀町周辺での開催は、ぜひ恒例化していきたいものである。ごく身近な食や健康をテーマに、アットホームな雰囲気で語り合う講演会が、佐藤さんを中心として、やがて個人と地域の元気につながるように、回を重ねていきたいものです。