2009.12.

2014.04.10
講演会に参加して
大塚秀夫 

灰色の雲、どんよりした空。冬の豊実。豪雪地帯。

その雪で永久なエネルギーに変える発明家になりたいと夢を抱く。発明家になるべく工業大学に入学するもラグビーに出会い、青年の夢は実現しなかった。夢が実現しないからこそ、今の佐藤さんがある。

佐藤さは恵まれているという人もいるかもしれないが、青年のころの夢は実現しなかった。だから常人と変わらない。夢は変化していく。

路傍のたたずむ石仏に魅せられ、石の魅力に引き寄せられていく。そこにたたずむ石の存在感。ミケランジェロはそこに私は形をただ掘り出すという。学校の先生という安定した職業を棄てた。彫刻家の道を選んだ佐藤先生。 

中島みゆきの時代の歌詞にこんなのがある。「今日はこんなに悲しくて涙も枯れ果ててもう二度と笑顔にもなれそうにないけど、そんな時代もあったねといつか話せる日がくるわ」

郷里に帰り、過疎化の村に次々に魅力ある地域にと里山アート展で10回目を迎えた。会場のあぜ道をコンクリートでならし、車いすでも楽しめるように、みんなで汗を流して完成させた。休耕田の田圃で無農薬の米を生産。いまや田圃にはホタルやオタマジャクシなど小さな生き物たちが生息する田圃。

都市と田舎がアートや農業を通じて交流して人と人、人と自然が共生していく元気な故郷を作った。初めは地元の人にもなかなか理解してもらえなかった。もっと地元の人にも身近に感じてもらえるように郷土芸能を披露する祭りも取り入れた。これからもいろいろな人と交流していく。まさに今が一番幸せという佐藤さん。 

今年はアートと生活をテーマにと宇宙の絵も描いている。宇宙の絵を描くには理解して勉強してしなければ描けない。宇宙の絵を描きたいと思っても、意志を発動しただけではあのようなすばらしい絵は描けない。人は表現して伝えていく。そのためにも勉強しなければ理解することも伝えることもできない。お母さんは佐藤先生が描く絵を見て心が癒されるという。また、「お父さん出世したね」と漏らされるそうだ。

勉強は自分を変え、環境を変えていく。 

この塾の存在する価値はどこにあるのか。佐藤さんが言うように塾と言えば大手の塾。大手の塾ではこの講演会は実現しなかったでしょう。なぜなら超難関の大学合格。そのために偏差値の高い学校へと将来の安心を買うのでしょうか。

Win&Winセミナーの塾長は人財を育てるのがうちの塾です。あえて人材とは言わない。遠い未来に目先だけの利益を求めるのではない。

心を育てる塾であり、将来の日本を背負う青少年が自然の中で暮らし、汗を流し、人との絆大切さを学び、自立心と創造力のあるたくましい体験型教育を目指すコスモ夢舞台塾の目的と一致したのです。