2009.12.

2013.09.15
講演会に寄せて1
佐藤賢太郎 

何をするにも、行動の原動力はモチベーションであると思う。モチベーションとは動機づけと訳している。

私は、11月24日と11月30日に講演会の予定がある。これは人から頼まれたのではなく、自らがやろうと積極的に人に働きかけ、そして支えてくれる人の助力によって開催することになった。その先、来年は「絆」という彫刻作品をギリシャにつくりに行くというもっと大きな目標がある。 

さて、二つの講演会開催まで2か月余の時間がありますが、私自身と共に立ち上げるスタッフの高い情熱、気力の維持が最も肝心であると思っている。一つは大学生との共同の講演会であります。もう一つは、40年間付き合いのある信頼する友と行う講演会である。このように共同で行う講演会は相互に関心度が薄れるとモチベーション、情熱、気力も下がってしまう。 

家内は会員向けに送られてくるコスモ夢舞台便りを見ながら、「ずうずうしくもよくやるね」と私に言う。そうです、私はあらゆる機会に積極的に働き掛け動いています。この講演会の前10月には里山アート展10周年という大きなイベントを控えています。それなのに「よく人を動かしますね」と言うことなのでしょう。

さらに言えば、私は次なる個展の作品つくりにも向き合っています。今こうしたことができるのは、私が健康に生きているからです。3年前、ガンの宣告を受けた時のことを思えば、私は今までにない生きる気力を頂いています。それにしても情熱や気力を維持することには努力がいるものです。 

大学生と共に立ち上げる11月30日新潟県民会館での「来たバスに乗れ」の講演会は、私が彼らのどこに関心をもち、彼らが私のどこに関心をもてるか、相互に関心をもち続けることが、講演会開催までに最も大切なことだと思う。あえて言えば、それが薄まったときは講演会の意義もなくなるだろうと覚悟している。

動いてこそ感動はやってくる。

待っているだけでは何も動かない。

気力も情熱も、動きながら高めてゆくもの。