2014.10.10
ブルックを想う1
佐藤賢太郎 

今日は薪割りを体験してもらいました。一度しか、薪割りを教えなかった。初めての体験だったのでしょう、初めは全然割れなかった。力はあるようには見えないが、みる間にコツを掴んで、薪を割れるようになった。やりたくないなど、愚痴は言わない。簡単な彼女の英文から薪割が好きになったと解った。 

彼女の何が素晴らしいかを並べてみたい。

言葉も不自由なのに平気であること。毎日ほぼ、経験したことのない肉体労働ばかりしている。毎日私たちと食事をすることで疲れないかと聞いたが、「疲れない」と言っていた。私は何でもやらせるが、やりこなす。日本人のあれこれ言う若者とは違い、薪割りや泥運びも黙々とやる。好きだ、嫌いだと言わない。それによく明るく笑ってくれる。これが誰にも好かれる理由だろうと思う。 

彼女の次の訪問先オーストラリアから、彼女を推薦できますかと問のメールが届いた。私は彼女にお願いして、英文で送っていただくことにした。つまり、私が日本語と英語で話すことをブルックが英文にする。私は「推薦します。彼女は素晴らしい。」そこまで言うとブルックは「ありがとうと」言う。そして「とっても可愛いし美しい」というと首を振って書かない。有名大学卒など、微塵も鼻にかけない。そして指示した通りに、写真の撮り方も上手である。 

この後ドイツに行って、また日本に戻り、ウーフで長野に行き、京都の友人のところに行き、そしてオーストラリアのウーフで体験を重ね、来年自宅に帰るそうだ。

ともかく、知らないところに身を置くことが凄いですね。