2017.09.13
初めてのウーファー
佐藤賢太郎
私は様々な外国人を受け入れている。来てみなければ、人柄もその時までわからないというのも確かです。そのため家内にも苦労をさせます、しかし、感動もあるようです。愚痴として、私と暮らしているとストレスが溜まるとも言います。
この度、和歌山に住んで理髪の仕事をしているNさんがウーファーとして我が家にやって来ました。彼は生まれながらにして音が聞こえず、話せない。私は彼をウーファーとして受け入れることにしました。
驚いたことに、彼は和歌山から車で移動。北海道や青森でウーフをして、豊実にやって来ました。この後の予定を聞くと、日本全国を旅して12月に和歌山の家に帰るそうです。凄いですね。人柄は明るいですね。それに真面目に良く働きます。
彼との意思の伝達は全て筆談です。メモ用紙がすぐ無くなります。そこで私たちは、簡単な手話も覚えます。家内は24覚えました。
私は彼から生き方を学ぼうと思います。生まれながらにして聞こえず、話せないことに不自由を感じませんかと、紙に書いて質問しました。すると彼は「生きていることが幸せです」と答えた。
それから、フィリピン旅行に行ったときに、ピストルを見せられ、死ぬかと思ったという驚きの話も聞きました。
彼が我が家に来て、体験したこと、感じたことも含めてメールで書いてもらうことにしました。食事中にメモ用紙のやりとりで、しばしば食事も中断します。
あなたは車で旅をしますが、危なくないかと聞きました。すると「バックミラーで確認する」そうです。健常者の方が事故を起こしている方が多いようです。
しかし、こんなこともありました。今日も自分が使った茶碗を台所に運び、洗ってくれるのですが、水の音が聞こえず台所の床が水でびしょびしょになりました。
|