2018.08.10
戻ってきたカセン
佐藤賢太郎

カナダ国籍を持つ、レバノン人のカセンが北海道から再度豊実にやって来た。突然の訪問で家内が彼の変身ぶりにびっくりして、私に電話をしてきた。以前のカセンとまるで違ったスタイルだったので、誰だか分からなかった。彼はとてもスリムになっていた。彼が言うには「日本食とよく働く事」が原因という。 

それにしても、日本国内にいてもう一度戻ってくるウーファーは初めてです。彼は、私たちの生活スタイルが理想であると感じたからでしょう。そして「また冬に来ます」と彼は何度も言います。

言っておきますが、我が家の仕事は、決して楽ではありません。解りますでしょうか?

彼は到着後、すぐに屋根のトタン貼りを手伝いました。やる気満々です。私はこうして高齢になるにつれて感動の連続を感じています。 

ところで、カセンは具体的に豊実で棲む家を指定しました。早速私は持ち主との交渉です。そして翌日掃除です。家内が掃除の陣頭指揮をとります。一部屋に2トントラック一台のゴミが出ます。解るでしょうか。

さて、次の課題はビザの問題です。それが手に入らないと入国できません。私は入国管理局に行かなければなりません。職業も明確でなければなりません。私は責任をとって、身元を引き受けることにしました。 

そして日本語を教えながら、私は彼と共に勉強し、生きている間に理想郷をつくることを話しました。大きな変化が起こりそうです。