2017.05.02
なぜ勉強するのか
佐藤賢太郎 

苦あれば楽あり。苦難を福にするには努力する、実践を重ねるということが大切です。耐えがたい苦難もありますが、正面を向き、善く生きようとする人々もいることを学びました。 

イタリアのウーファー二人からは当初、二週間の滞在希望がありました。しかし送られてきた写真を見る限り、いまいちという感じで、連休中は仲間も来るので、一週間の滞在にしていただいた。

ところが彼らは、料理はできる、仕事はできるで、予想とは大違い、私たちに感動を与えてくれました。田んぼに繋がる念願のパイプの埋設、木小屋作りの重労働の手助けをしてくれました。その彼らと私は、毎日共に風呂に入った。9日間の滞在であったが内容の濃いものになった。 

ところで私たちは、4月29日に遠路三川に朝早く車で出かけ、5時から始まる勉強会に行くと彼らに伝えた。すると彼等から、「なんのため行くのですか? どうして勉強するの?」と質問されました。私はシンプルな英語で、「①幸せに暮らすため、②家庭を整えるため、③自分の成長のため、④自分だけが幸せでなく、あなたとも、あの人とも仲良くするために勉強する。我も人も仕合わせになるためです。国と国がバトルをしないためにも勉強することが大切です」と、このように答えた。すると彼らは感心したように、「それは哲学ですね」と言った。期待にたがわないようにしたいものです。 

ともかく一週間という短い滞在でありましたが、二人は豊実での体験に満足していました。毎日メニューが違う食事で、肉、魚の無いヴェジタリアンの食生活に感心していました。昨年東京に来ましたが、東京やイタリアではではこんな美味しい食事はできないと言いました。

そして食べ物ばかりでなく、私たちのモノを生かす生活スタイルにアメージングと言っておりました。私も家内も忙しかったが感動がありました。このあと彼らは、秋田、青森、北海道でウーフをします。そして一人は、帰りにタイ、インドにより11月にイタリアに帰る予定だそうです。私たちには考えられません。私たちも来年はイタリアへ行き、違う文化を学んでみたいものです。