2014.07.31
ゆったりした時間
佐藤賢太郎

 私はギリシャで肉体的に精神的にとてもハードな時間を過ごした。所が変わり話しは一変する。                 フランスの田舎町、モントロン到着して、イベントに集まるみんなさんを見て驚くことが多い。30日準備、リハーサルをしていた。私も絵を描く準備をしていた。その間、他人のリハーサルや準備を見ながら過ごしているのだがとてもゆっくり、のびのびしている。

私たちはフランス人と食事はいっしょにさせていただいた。勿論無料ではない。皿を洗うのも自分の物は自分ですることが基本であった。家内は笑いながら、この方式をコスモ夢舞台でやると、とってもいいと言うのであった。

さて一番言いたいことはゆったり生きるということである。間宮さん、匠さん、勇太君、梓さんの日本人もアーチストとしてそれぞれが参加していた。なぜ彼らがこのような生活スタイルを選んでいるのか、それは共通点があるように思える。今を感動して生きるということ。自由であることに生きがいを見いだしているように思える。そして逞しく生きている。日本人としてのDNAはあるものの、苦労はしても、国籍を超えた人と人の繋がり、グローバルな生き方を楽しんでいるようだ。

その間宮千春さんとの縁によって私は繋がりここに来ることになった。私にもその要素があるのだろう。

 私も明日の準備をしながら、コスモ夢舞台に来られたヨークさんが何やら準備している様子見ていた。彼は担当の遊び場の準備していた。それをみて私は驚いた。なんでも遊びにしてしまう天才である。それもあるもので創造的につくるのである。子供たちは自然に参加しているのである。

 彼は私を誘ってゴムをひもでつなげたものを引っ張ってという。何をするのかと思ったら、角材をゴムはさみ積み木をする遊びである。凄いと思った。近くにいた子供が一緒に参加したが、何をするか理解できてお互いに 言葉はいらなかった。ヨークさんはこのように次々と遊びを作ってしまう天才であると心から思った。大人が創造をもって遊ぶことを子供と楽しんでいる。

このようなことは日本でほとんど見られないと思った。そしてそれが子供たちの将来の創造力に、豊かな生き方を考える人間になるのであろうと確信した。

私は草原に横になり、庭にあるプルーンをとって食べ、ゆったり過ごした。こんなにゆったりした時間をもったのは生まれて初めてである。大塚秀夫さんとも話したが本当にゆったりした生き方がここにあると確認したのである。しかしそれをすでにコスモ夢舞台いでやっていたことも再認識したのである。

 私はフランスの女性とは親しくなったのは言うまでもないが、パリに住む男子がここにいた。パリよりもここがいと云う。私もこのような田舎に住んでいるが同じである。パソコンを持参したので

私の故郷を見てくださいと誘った。彼はタイトルを英語にしたウェブサイトを見てくれた。彼女にも彼氏にも豊実に来てくださいというと、とても喜んでくださり、価値観を共有するかたがいた。