2014.06.30
ギリシャの地ならし
佐藤賢太郎

 今回から食事は自分でつくることにしたが、私の道具も食料もホテルに届いていなかった。幸いにして手荷物で玄米煎餅やパンを持参したので朝食を済ませた。3時ごろリオシスさんとバリスさんが見えた。懐かしく大歓迎の挨拶を交わした。私はいろいろ質問があると言ったが、これからデノのレストランに食事に行こうというのです。

 レストランに行くと胸元まで見えとてもグラマーな若い女性がにこやかに私に挨拶をしてくれた。こんな知り合いはいないはず、誰かと思ったら2006年に郵便局に行って私の手紙を出してくれたデノさんの娘であった。何もかも大きくなったようだが、覚えてくれていてとても懐かしかった。

 今回から食事はベジタリアンというと二人は笑っていた。そのうち、リオシスは今回こんな作品を作ってと前回同様またも絵を描いた。そんなリアルな作品制作時間がなくムリというと、手がなくともいいという。困ったものだ。これからが詰めになりそうである。なにせ解ったような、解らないような英会話をしている。しかも英語を話さないリオシスさんは、バジリさんの英語によるトランスレイトです。私は今回英語を少し覚えてきましたが、よく解らないところは解ったつもり、大体このようなことを言っているかな?そんな状態です。

 今日道具が届き、明日彫刻の石が届く、道具店に行くと言っていた。手配のすべては明日らしい。私の疲れを考えてのようです?

新たな体験

さて新しいギリシャに触れます。

  午後7時リオシスさんが私を迎えに来るというのです。市民会館で会議があるので参加しないかというのです。バジリスさんが言うのは「皆さん私に拍手をしてくれる」と言います。会事室に入ると市民代表?市民30名くらい集まっていましたが、前回知り合いになった市長もいらっしゃいまし和やかに挨拶を致しました。これでどうも今回はリオシスさんの独善的に進めたプログラムではないようであると察知できました。

 私は前の方に座るように云われますと、隣は美人の方でした。リオシスさんが私の事を説明してくれているようですが、早速英会話です。私は彼女に小さな郷土の土産ストラップをあげました。喜んでくれ人間関係が進みそうです。

 驚くことはこれから始まります。8時になっても開会されません。何か言い合っていました。帰るとか残れとか言っていたようです。議長はリオシスさんです。リオシスさんは何とか開会したいようでしたが結局開会できませんでした。

どうして開けないか、何をやっているのか解りません。これは日本と大違いです。隣の美人に聞いてみるとどうも、もう一つのグループが参加していないので開会できず次回開催となったようです。

 このようなことを書いて良いのか解りませんが、これがギリシャ流なのか。もしギリシャ語で本を書くときは伺って書きます。お断り申し上げますが、私は相手の事情を良く解らないで書いています。