2010.02.17
個展の日々2
佐藤賢太郎

最近は作家に案内状を出すことは少なくなったが、個展の初日に、昨年の里山アート展に出品された作家が集まってくださった。やはり里山アート展に出品してくださる作家は特別である。髙島屋での個展は3年に一度ですから、ちょうど良いタイミングでした。私が里山アート展を主宰しながら、こんな個展を開催していることを知っていただけることはありがたいことです。吉田冨久一さんは、再度トークにおいで願った。なぜなら、コスモ夢舞台にいろいろと提言してくださった方だからです。

夕刻、懇親会をすることになり近くの居酒屋に入った。初めての方もおいでになったが、和気藹々と楽しく話ができた。里山アート展のこと、私の作品のことなど作家と作家をつなぐ機会になった。

翌日は個展会場に入る前に蓮田市役所を訪ね、市長さん、職員の方とともにお話や食事をいたしました。この設定は、蓮田に住むコスモ夢舞台の仲間の方々がしてくださった。市長さんとの話はもちろんコスモ夢舞台の活動である。そして蓮田を夢のあるところにしたいと意思を伝えました。担当の部長さんは面白い提案であり、早速検討したいということになった。過疎の豊実に展開するコスモ夢舞台が都市近郊のまちづくりを説得する裏づけにもなった。蓮田市は20年近く住んでいたところで、私は知り合いが多いところです。ところが今まで、何もないのが特徴の蓮田村とよく耳にしておりました。 

住民がまちに誇りをもてるように夢をつくろうという提案に、蓮田に住む仲間はとても活動的になられたように思えた。彫刻を制作すること、個展を開催することによって、仲間も私も夢の実現に向けて希望を持たせていただくことができました。