2007.06.13
あいづ工人祭り見学2

「あいづ工人祭り」から帰ってくると、Hさんというご夫妻がお見えになり、佐藤さんがふくろう会館をご案内しているところであった。
どうも今日来られると約束のあった方とは違うようである。

彫刻が好きで狐の嫁入り屋敷の佐藤さんの作品と阿賀野川を観るために東京からわざわざ足を運ばれたということで、3回目だという。
狐の嫁入り屋敷で紹介されて、3度目にしてふくろう会館にたどり着いたという熱心さとご縁にも不思議を感じる。

そんな方であるから、当然、佐藤さんの説明も一段と熱を帯びてくる。
和彩館でコーヒーを飲まれているとき、実はと身分を明かされた。何と地域再生のコンサルタントをされている方であるということが分ったが、当然、それが目的で来ている訳けではない。

滔滔亭、縄文館、桃源の湯、悠悠亭、ストンサークルの予定地と隈なくご案内したが、建物が全て仲間との手作りということに感心されていた。職業柄いろいろなものを見てきたが、民間というか個人レベルでここまでやっているのは初めてだという。
その驚きようは、EU・ジャパンフェストの古木事務局長が初めて来られたときのことを再現しているようであった。

ただ、気になるのは、これをどのようにして世の中に知らしめていくか、経済性というか運営資金をどのように捻り出していくか、外部の研究機関との連携も必要ですね。私も少し考えてみましょうという言葉を残して帰っていかれた。

さて、その間、お待ちいただいていたフォークソング・グループのIさん、Sさんご夫妻との話を再開した。
5月末に新潟で行った演奏会では、何と400名の動員をされたという。
一般の方に事前にお知らせする方法などいろいろ参考になる話を聞かせてもらった後、11月の地域再生シンポジウムの時のコンサート、さらには里山アート期間中にもフォークソング・コンサートを開こうということで話は盛りあがった。

相変わらず、和彩館を訪れる方は急激には増えないが、核になりそうな方がお見えになって忙しい毎日である。(御沓一敏)