2011.01.23
雪国2
佐藤賢太郎

豊実はこのところ毎日雪が降っています。青空は何時見たか忘れてしまいました。雪、雪、雪。やまない雪に、ついに和彩館や蔵銀河(土蔵)の高い屋根にのぼり雪下ろしをしました。

テレビの映像では、関東は青空で富士山がよく見えるようですね。こちらでは考えられない天候です。青空が見える地域が羨ましい。青空が見えない吹雪の生活を通して、雪国の人間は耐えなければなりません。毎年様子は変わりますが、昨年はこんなに雪が降らなかったように思います。ギリシャに行く日が近くなったなどと、雪よりそちらのほうに関心があったようでした。今年はともかく雪片付けに追われています。しかし、この冬はいろいろなことをじっくり考えさせられる季節でもあります。

「コスモ夢舞台冊子」Vol.3が完成しました。まもなく会員の皆様に届くことでしょう。そして、より進化した冊子を作ろうと今年度の冊子のイメージを考えております。今年はコスモ夢舞台に参加した面々や地元の方を顔写真入りで掲載する予定です。

ところで、私は玄米菜食を毎日執るようになり、食生活が一変しました。肉、魚、砂糖を一切食べなくても、とても美味しく食事をいただいています。そして、毎日食の研究、勉強を家内がしております。

そんなわけで、私も農や食、現代医療を考えざるを得なくなりました。無農薬の米や野菜が人間の体にどのような好影響を与えるのか、命をかけて実験してみます。

青空が見えない雪の毎日は白い世界です。ふと、こんな風景の中にいることは素晴らしいことではないかと思う。有限の時間を感じる時、さてその先を人間はどんな風に生きたらよいのだろう。冬の風景のように、純白でシンプルな心境に近づくことができるのだろうか。