2008.06.06
下屋出し材料と笹の葉

建設作業はもうこれで終わりという台詞はコスモ夢舞台建設作業の常連には通用しないことかも知れない。案の定、農作業用機械の保管と薪小屋のための下屋を桃源の湯の横に出したいという話が持ち上がった。

建設用の資材が手に入らなくなって久しい。そのため、古材でも何でも文句は言っていられない。佐藤家のお母さんの実家・州走(福島県)に古材があるという話は前からあったが、いよいよいただきに上がることになった。聞くところによると佐藤さんのお祖母さんの家を壊すときに持っていったもので、それをこの度、そっくり豊実へ持ってくることになった。いわば、古材の里帰りである。

昔の木材は保管が良いと、確かに今でも使えそうだということが素人目にも分る。しかし、いつも大野さんが言っている、古材を他人様からもらうということは、要らないゴミも含めて一切を持ち帰ることである。というわけで、2トントラックが満載となった。これで今年の州走行きはないと佐藤さんが言っていた。

ところが、チマキや菱餅を包むための笹の葉は州走の物が大きくて一番と良いということで採りに行くことになった。それなら再び、古材の残りを持って帰らなければとなった次第である。積み込み作業の後、州走の湯に入るという飴玉つきで雨天決行となった。佐藤さんのお母さんも加わり、マキ子さんに筆者の家内の笹の葉採り組みも短時間で1年分の収穫があった。笹娘ならぬ笹おばさんもご満悦のスナップである。

これで、いつの日か大野さんの登場によりまた、建設作業がはじまる。常連の皆様、ご覚悟の程を。(御沓一敏)