2010.05.16
新しい参加人
佐藤賢太郎

月の味噌つくりのとき、Oさんが来られ、今勤めているところが閉鎖になるので、ここで働かせていただけませんか、と突然言われた。

以来、4月からコスモ夢舞台にかよい始めています。条件は、何でもやらなければならないこと。ほとんどボランティアに近い形でないとできない、それでよかったらということでスタートしたばかりです。

彼は、以前勤めていたところで指の大怪我をしています。正直そのハンデがあり、どこまでできるか心配でした。たとえばチェーンソーなどは使えるのか不安でした。それがなんと使いこなすのです。そして薪などはきちんと縛り仕事が丁寧です。

田んぼに水が入り田植えをする直前、田んぼが平らでないことが気になり、何とか平らにしようと「えんぶり」を借りました。田んぼの端から端まで土を移動させることを初めて経験しました。しかもスノーダンプで田んぼに入り土を移動させるのです。これは私のアイディアです。雪ではなく泥を運びます。田んぼの中の移動は、実に厳しい。田んぼを出て歩くと、まるで無重力の世界にいるような感じです。この作業を私と彼と、そして新潟市から週末通う農業希望の若き女性3人で行いました。O君は見事にやってのけたのです。

その上彼は、なんといっても素直であること、返事がいいこと、これがすごいことです。今日は杉の皮むきを頼みました。初めてと言いましたが、とてもきれいに剥いてくれました。

とかく一面だけを見て、その人の人間性や才能を決めてしまいがちですが、人間の才能とは何をさしていうのだろうと思ってしまう。

スタートしたばかりですが、継続していただけたら、きっと彼は地元の人としてコスモ夢舞台の大きな力になってくれると思います。