2013.06.13
今年の米つくり2
佐藤賢太郎

今年こそは無農薬米つくりで稗を抑えた田圃にしなければと願い作業をしていた。
先ず、水管理に気を付けて毎日朝晩、それに昼も田んぼの水の状態を観察していた。昨年は水が少なかったことで草が生えたので、ともかく目一杯田圃に水を入れることにした。それには田んぼが平らでないとできない。そのためにえんぶりで田を平らにならす。田が高いところと低いところがあると、低いところに水を合わせるので、その苗は水につかって死んでしまう心配があった。ところが米つくりのプロの方が水田と言われるくらいだから稲の苗は水に強いと言われ、ともかく水を田んぼに一杯いれることにした。

 そのためには、畔は高くしなければならない。事実、水が漏ってしまうところが出てしまった。

そして、除草を2回した。昨年は一回であった。しかも、田んぼの外から見てもわかるくらい雑草が生えてから除草を行っていた。今年は田んぼに入ってわかるくらいの段階で除草を2回した。

更に体験学習の子たちと、手で草取りをしたことである。昨年もしたがその差は歴然としていた。稗が少ないことであった。何と気持ちが良いのか、この喜びは苦労しないとわからないだろう。昨年は泣く思いで稗取りをした。稗半分、米半分くらいであった。当然、田んぼの栄養は稗にとられてしまったので収穫量は激減した。

  ところで草取りをしている時、サプライズがあった。何と金魚が田圃に泳いでいるのを見つけた。蓮の池に放していた金魚が田圃に入っていたのである。それにしても、よくぞカラスやサギに見つからないでいたものです。それに、オタマジャクシがものすごく一杯生息していた。更に6月11日夜、田んぼにゆくと蛍が飛んでいた。これも、安全安心の田んぼを証明している。

ともかく今年は稗が少ない田圃になり、収穫量は増加するであろう。稲刈り近くまで雑草取り、草刈は続くのである。

無農薬米つくりは、それがつきものであるが、次はどんな発見があるのだろうかと、楽しみでもある。