2007.05.20
元ヒメのお田植え

どちらも自称、会津は坂下の元お姫様(マキ子さん)と九州は別府の元お姫様(愚妻)のお田植えが行われた。  

愚妻の方は、日に焼けるからという理由で田んぼに入るのを避けようとしたが、10分でもやれば体験だからという理屈をつけて、無理やり入らせる。これで埼玉に帰ってからも田植えの自慢話を何度も聞くことになるのだろう。

苗は農業担当指導員のFさんが学生さんの体験学習に間に合うようにと仕事が終わってからの夜、わざわざ届けてくれた古代米である。
愚妻はお客さんが見えるということで、本当に10数分の体験で終わった。後は、マキ子さんと筆者でやるしかない。

天気は良いし、坂下の元ヒメも鼻歌交じりに順調に田植えも進んでいた。
今年はないだろうと思っていたその瞬間、大きな悲鳴が上がった。マキ子さんが尻餅を付きそうになっているではないか。筆者は離れていて泥の中、手を差し伸べようにも足元が自由にならない。呆然と見ているより他なかった。一瞬、映画のスローモーションシーンを見ているような錯覚に陥った。
蛇足ながら起き上がった跡には、阿蘇山のような形をした噴火口ができていた。

後は、どうにでもなれと開き直った元ヒメ。半ばやけくそである。お蔭で半分近くまで田植えが終わった。
今年も、美味しい古代米が期待できそうである。(御沓一敏)