2017.09.0
里山アート展と考える力
佐藤賢太郎 

里山アート展の作品つくりは、自分で考え、産み出す訓練になる。
里山アート展は今年で14回目になる。よくぞここまで継続したものであると思う。 

開催にあったっては、町からの依頼でもなく、誰に命じられたものでもなく、義務でもなく、年々助成金などの予算も少なくなってゆく中で継続して来た。参加者も年々変わる中で継続することは、全体の構成や開催する意義が明確でないと継続できないと思った。助成金などの予算が少なくなったら、アート制作が得意ではないアマチュアの方々にも参加して頂き、かつ参加する意義を自ら発見する方向に誘導して実行する。

私は常々、生きることは創造力をもって生きることであると考えている。それは自分の人生の脚本を書き綴ることにも通じると思う。自分なりに一生懸命生きていると言う方もいるが、他人が認めるかどうかである。その点、各県から地域づくり表彰に推薦された67団体から、国土交通省からコスモ夢舞台がベスト8にノミネートされたということは、他から独自性を認められたということになります。 

NPO法人コスモ夢舞台の長年の継続も、賛同する方々がいて、その方々を集める独自の求心力がなかったら継続していなかったと思います。

外国人も沢山我が家にウーフとしてやってきています。そして里山アート展にも参加していただいていますが、彼らは里山アート展に参加するために来日しているのではない。自分にとってより善い人生を歩むために来ています。そして彼らと楽しみます。

率先垂範という言葉がありますが、私は今年、鉄の溶接アートに初めて挑戦した。溶接は勿論初めてであるが、技術だけでも習得するのは難しい。しかし、あるものを生かしアートにすることに私は得意であります。そして今年はお墓まで作品にしようと思う。

私はこうして今までにない作品を作れることは楽しい。

アマチュアが材料集めから運搬まで,さらに制作まですべて行うことは難しいことです。だから作品つくりに私はサポートします。

参加した方はその作品つくりの楽しさを語っていただけたら嬉しいです。