2010.11.06
里山アート展訪問者1
佐藤賢太郎

11月3日、和彩館に日本人女性Kさんがお店やっていますかと、お出でになりました。私は県庁職員ですが、きょうは私的な立場で外国人を連れて里山アート展見学にきましたと申します。

久しぶりに外国人の若者たちでした。早速里山アート展会場にお連れしました。関心深く作品を見ていました。私は里山アート展の意義などを話しましたが、それを全て英語堪能なKさんが通訳してくださいました。Kさん自身も里山アート展のような取り組みに関心をもっていたようです。話しながら案内しておりましたが、とても感じのよい方でした。

さて見学が終わり和彩館に戻り、いろいろと話をさせていただきました。外国の二人の若者について少し話してくださいました。お二人はスイス人で、トルコ、イラン経由で日本に来られ、北海道、新潟県にお出でになられたようです。いろいろな国を学びたいとのことのようです。女性の方は、どうして宗教戦争が起こるのかということに関心があるようでした。もう一人の男性は漁場に関心があり、必要な分だけ取る漁場をしたいという縄文人のような考えの方でした。

若いのにこうした考えを持って旅をする青年にお会いしたことは嬉しいことでした。みんながそうではありませんが、アメリカ人のように利潤や合理性ばかり追求することでは行き詰まるのでないか。今、アメリカ人ばかりかロシアや中国しかり、世界中がそうなっているのではないかと思う。そんなことを話ました。

昨年は外国人が大勢みえましたが、今年は初めての外国人でした。さわやかな笑顔でお話しし、コスモ夢舞台の冊子などをプレゼントしました。3月お会いしたギリシャのリオシス氏にしても、昨年来日したヨーロッパの写真家にしても、国を超えても大切なものは何か、価値を共有できる方とお会いできました。彼らは「ありがとうございます」と日本語でお礼の言葉を述べられ、私はお車までお送りしました。