2013.10.19
踊りと稲刈り
佐藤賢太郎

 13日の交流会は、大学生、出演者たちと仲間が交流した。ただ、反省として学生同士が座るのではなく、社会人の中に入ったほうが学生の勉強になったと思った。学生は多々学ぶ機会があることに気付くべきであろう。機会があれば次回はそうしたい。せっかくの機会に恵まれた学生である。のちに「接点をもった大学生に思う」を述べることにします。

 翌日14日、作品鑑賞会、および稲刈りを企画しました。ダンサーの間宮さんが稲刈り踊りを皆で踊りましょうと呼びかけ、そして稲刈りをみんなで行うようです。これはフランスで行ったようです。

田んぼのまわりを囲み、みんなで踊ると、なんだか楽しそうです。そして、稲刈りが単なる労働ではなくなります。30分くらいで稲刈りが終わりました。

 来年もこのやり方で稲刈りをしようと思いました。ただし間宮さんがいないので、コスモ夢舞台賛歌をテープで流しながら稲刈りをします。楽しみながら、元気をいただきながら稲刈りができます。

これも農とアートのジョイントです。私はさらにひらめきました。「無農薬田んぼの米を差し上げます。」と書いたプレートを田圃に立てました。田んぼには取り残しのモミが一杯あるのです。機械で採りきれない籾、踏みつぶした籾があります。この籾を和彩館に持ってきた方には同量の玄米を差し上げることにしました。もったいない精神です。どれだけ関心をもってくださるか分かりませんが、これもアートと農のジョイントです。物を無駄にしないということは生命を大切にすることにもなります。

 見本はない、ゼロから有を生む。これこそ創造性ではないかと思います。言葉で無から有を生むのではなく、実践を通して築き上げていきたいものです。