2016.12.02
新聞記事を読んで
佐藤賢太郎

 「農作業を通じ発想、田んぼでアート」と小見出しの付いた朝日新聞埼玉版の記事を会員の森英夫さんがファックスで送ってくれた。短い記事であったが、このことに触れてみたい。

その活動の中心となっているのは吉田富久一さんだと思う。吉田さんは変化しながら、私たちの里山アート展に長い間出品していた。 

ある時、私が稲の籾を燃やして作品にしていた姿を見て、煙が立ち上るのもアートと大変感動していた。彼は、農業をしながら野外アートをしている人にはかなわないとも言っていた。 

それこそ「農とアート」である。新聞記事には「出品者らは、田んぼの管理者らと田植えや稲刈りも行い、創作の発想を組み立てた」とも記されていた。私たちの里山アート展に参加したところからヒントを得ていると思った。今後も良きお手本となるように、私たちはさらにその上を実践していきたいと思います。吉田さんが埼玉でこのような活動していることは喜ばしいことですね。

里山アート展は農とアートは勿論、過疎化問題、蛍の舞う田圃の自然環境整備や障害者の参加にも配慮しています。あるものを活かし、創造する楽しみは勿論、前述のことを意識して参加し、出品している会員の方々にはお礼を申し上げます。

来年は第14回里山アート展になりますが、参加者の皆さんに、記事を読んだ私の感想を申し上げました。