2016.10.06
里山アート展に小学生来訪
佐藤賢太郎 

日出谷小学生全校生徒が、里山アート展の作品鑑賞に新しい校長先生とともに今年もやってきました。

彼らの昨年の作品は「学校風景」、今年は「春夏秋冬」です。学校における文化祭の作品展示とは違っています。あるものを上手に描くと言うのではなく、自分で考え、創造して作品を作る。「そこが大切です」と、私は言いました。私の頃は、本物みたいに描ける子が上手な生徒でした。その点からすれば、里山アート展は創造することを学ぶ素晴らしい訓練の場になっているように思えます。 

「皆さんには、これから見学してもらい、自分が感じたことを述べていただきます」と言い、それぞれの作品を鑑賞してもらいました。その間、私は校長先生に里山アート展の意義や見どころを説明しました。

さて、全体の鑑賞を終えた生徒は一人ひとりそれぞれに感想を述べました。どれもすごいと異口同音に感嘆の声が上がりました。

その中で、生徒が感じたトップは「白蛇の通り道」でした。渡辺美紀さんどうですか。その次は「ハート」でした。続いて、「発電しよう」、「ミーティング」、「台風の目」、「障害者の作品」、「スパイラル」、「ドラム缶の発掘」などです。皆さんはどう感じましたか? 私はすごい感性だと思いました。これが年を重ねると、素直に感じる感性がなくなるのはなぜでしょう? 特に、作品「スパイラル」を感じていただけたことは驚きました。制作した時崎さんどうでしょう? 本人以上に、生徒たちが感じ入ったのではないでしょうか。 

私は確かなものをつかめて自信となりました。そして、このように里山アート展を通して、小学生に礼儀や言葉使い、アートの教育ができることは意義のあることだと思いました。 

里山アート展は、アートはもちろん、農業、教育、人との交流、自然環境保全、ビオトープの大切さ、地域活性化など、多様な面を含んでいることを、次世代の若者、新潟大学の学生に感じていただきたいと思います。