2010.11.24
里山アート展の撤収2
佐藤賢太郎

第7回里山アート展は11月11日をもって終了した。20日は総会準備を含めて、集まれる会員でアート展の作品撤去をすることにした。過去には雪の日が2回ほどあったが、今年は珍しく小春日和の温かな日で、とてもありがたい撤収日となった。

 今年残す作品は8点で、他は全て撤去することにした。したがって、いつもの風景とは少し違って見える。第1回里山アート展から、今現在残っている作品は合計11点となっている。お金をあまりかけないで、作品を少しずつ増やしていることになる。ここを通る方には、何かを感じてもらいたいものである。人の行き来しないところをアピールするには、知恵と工夫が必要で時間もかかるものです。

例えば、出品者は作品の搬出にも責任をもたなければならない。どうしてもできない場合は、その手立ての心遣いが必要です。遠方から里山アート展に参加する方の、搬入、展示、搬出の労力は大変なものです。何でもそうですが、何か新しいことをするということは、見えない部分の努力はあって当然です。我われも主催団体として、こうした努力を7年継続して積み重ねてまいりました。 

さて、今年は午後1時から搬出ということで、下越酒造の佐藤俊一さんがお出でになり、一生懸命片付けをしてくださった。森紘一さん、小宮和己さん、山口さん、古山さんも参加してくださった。  
   地元若い衆の会もカカシの撤去をしてくれた。地元の方が準備から撤去まで手伝ってくださったことはとても嬉しいことであった。

1年1年少しずつ、里山アート展は変化しながら開催してきた。これからも、身の丈にあった手法で続けてゆくつもりである、そして参加作家によって、これからも変わって行くだろう。もしかすると、来年はまた節目の年になるかもしれない。アートで一体何ができるかを問いかけながら、何とか10年は続けていきたいものである。