2008.09.16
里山アート展準備4
佐藤賢太郎

今年は第5回里山アート展の記念すべき年である。そのために今まで以上の準備をしなければならなかった。その応援としてEUジャパンフェスト日本委員会のお陰様で新たな作家の顔ぶれとなってきた。

何より第一回里山アート展から参加していただいてきた間地紀以子さん、佐治正大さんの力の入れようにはすごいものがある。既に遠路にかかわらず3回も豊実入りしている。それだけに受け入れとしてこちらも苦労もある。

間地紀以子さんのハートを吊り下げる作品の骨組みは7メートルもある。その組み立てには苦労していた。大勢に応援がなかったら作品が展示できないのだが、そこはふくろう会のメンバーによってサポートできた。佐治さんを先頭に仲間も高い足場に上っての番線縛りそれこそとび職人の仕事である。一方佐治さんは自分の作品に小学生を参加させることにしているが地上から3メートル余の大木を立てることになり、事前にユニック車を頼んで設置しておいた。

里山アート展というのは草刈から始まって下準備を含めこのような作業をしてゆく過程がある。物事をなしてゆく、また見ごたえのあるものにするには大変なことだなとは正直思う。しかし感動あるものにするには努力はつきものである。「なぜあなたはそんなに汗を流すの」という里山アートシンポにもつながるのでしょう。

またこの間ふくろう会の仲間はレンガ積みというアート?を創ってくれた。曲線に積み上げた塀である。建築物それもふくろう会のアートである。そして宿泊部屋を大野賢二さんの手でまた一つ増設している。あるものを利用して作る神業のようなものだ。いろんな方がとまるとなると部屋が必要になってきたから私はお願いしました。これも第5回里山アートであろう。