2008.10.08
里山アート準備7     
御沓一敏

里山アート展開催の切っ掛けとなった作家、佐治さん、間地さんが早朝お見えになった。まずは、佐治さんの作品、3メートル近くある楢の大木に風車を付けるワークショップからはじまる。

対象は、地元日出谷小学校の全校生徒35名。9月に2人の作家が学校を訪れ、風車の作り方を指導してきたと聞いている。作家と生徒たち、お互いに顔馴染みという感じの再会であり、色とりどりの風車を持ってきた生徒たちの目は輝いていた。

取りつけは、佐治さんと佐藤さんが担当、4つの班に分けられた子どもたちは、名前を言って希望した場所に付けてもらう。いろいろな方向の風を受けながら回る風車は「ふる里の風」というタイトルがつけられたが、コスモ夢舞台の姿そのもののようにもおもえた。

朝方の土砂降りの雨が嘘のような好天気になった。この光景を何としても新聞に載せてもらいたいというおもいから、急遽、地元紙の記者へ電話した。幸い時間の都合が付いたようで、駆けつけてくれた。

先生方は心配していたことだが、泥んこの中に一人の生徒が尻餅をついた。子どもは元々泥んこの中に入り、野山を掛け回るのが好きなもの、他の子たちも嬉々として貴重な一時を過ごしていた。

地元にいても、もこのように自然に触れる機会が少なくなっている中で、コスモ夢舞台の果たす役割はますます大きくなっている。