2013.05.22
修学旅行と田んぼアート
佐藤賢太郎

 題名を見て何だろうと思うでしょう。

 今年の体験学習2組目が我が家にやってきた。千葉県の女子中学生3人である。いつも男子生徒が多いのに、なぜが今年は女子生徒が我が家にやってくる。我が家では力仕事が多いため、男子生徒が向いていると思っていたが驚きであった。この学校は体験学習と呼ばないで修学旅行と言っている。

 私も年と共に、受け入れ姿勢が変わってきたように思う。基本的な挨拶の大切さは伝えるが、相手によってこちらが変わるということである。数年前までは、こちらのやり方を相手かまわず実施していたと思う。昨年の痛い経験から、方針をはっきり変えることにした。

さて彼女たちが着いたのは夕刻であり、体験は翌日となった。そこまでは大人しかった。翌日、「田んぼアート」の田植をすることになった。彼女たちはどこで覚えたか知らないが、栃木弁のように言葉の終わりに「だっぺ」としきりに使う。ふざけて言っているようだ。そんな中学生に、「これから田んぼアートをするぞ、そのための田植だよ。秋になると田んぼに黄色と黒の模様ができる」と言った。 

「田んぼで米を作る苦労が解り、お米を無駄にしてはいけないと思いました」と揃って感想を語っていました。そして、粘土で形を作り、風呂の窯で焼いたテラコッタをお土産に持ってゆきました。 

最後まで明るく賑やかな中学生であった。