2008.07.07
コスモ夢舞台12日目
佐藤賢太郎

   一週間を終え2週目の入った。きつかったと思う。少し慣れてきたようで顔の表情にゆとりを感じられる。食事も健康的にとる。周りからも明るくなったと言われてきた。足らないことはまだまだあるが素直とうことが最大の長所のように感じられる。2週目ハードルを少しあげることにしている。それは塾生が労働をやらされていると意識から自分がやっている意味を考えられるようにすることです。
   
  塾生は村の方に誰でも明るい挨拶をする。その様子を見ている村の人が知り合いなのかと思い、塾生と挨拶を交わした村人にあの日と誰と聞いたそうです。勿論「解からない」との返事をされたそうです。こんな風に人と人が挨拶する、それはいいことです。
 
    昨日私は用事が会って塾長代理におじさんを任命しました。責任もってバリバリ対応されたようです。おじさんと昨日は暑い中、草刈をしました。午後1時30分頃仕事に行こうとすると、おじさんからもう少し休んでいろと言った。私は83歳になるおじさんと一緒に仕事をするときは自分が厳しい方を行なうこと。自分が苦労する役割を買ってでるように言った。そのこともあるのだろうか。

  今日は雨家内が母とともに外食をしにつれて行きたいと言う。休暇の日になった。今日はゆったりしていると塾生が言ったそうだ。
    
  2週間といったのは最低であってこれで卒業でない。塾生はこれで終わり、解放される、そこに彼は希望があるのだろう。本当に変われるステップにはあと2週間は訓練が必要だと思う。それもお互いに大変なことは確かである。これからどうするか本人と家族とも話し合い、本当に自立に向けたカリキュラムをたててゆきたいものです。しかしそれは本人の決意次第で道は決まる。そして親の腹しによってだと思う。

  いづれにしても相手との呼吸を読む、そこでハードルを上げてゆくしかないと思う。