2015.05.10
仲間と過ごすゴールデンウイーク
佐藤賢太郎 

今年も、ゴールデンウイークに仲間がやってきた。歳月は経ち、今年は18年目である。年々変化があり、参加する方も変動してきました。しかし今年は、今までとは違った感動と学びがあったと思う。村人との付き合い、外国人との付き合い、真剣なNPO法人コスモ夢舞台の総会、アートによる津川の町おこし考案など。参加された皆さんも生活実感として、それぞれを受け止めていただけたと思う。事前に仲間の有志で、馬取川の景観を作ったことは素晴らしかった。それを見ていただいたが、皆さんも感動されたと思う。 

今回はとりわけ、村人との付き合いが朝6時からはじまりました。
猿の侵入を防ぐネット貼りに、村人が集まる畑に全員で参加しました。コスモ夢舞台は地域に役立ってこそ承認されるのです。里山アート展のようなイベントを開催しても、理解されるのは困難です。そこで私は仲間の前で、「地方創生で一番難しいのは村人との融合である」と断言しました。仲間はそれを直に感じての参加でした。     

朝食後は午前中、猿が畑に来ないように畑の前にある雑木林を整備することにしました。林がとてもきれいになりました。 

道路に面した林一帯は、整備された様子が一目瞭然でした。区長さんはじめ、村の皆さんから感謝の言葉をいただきました。仲間がいたからこそ、そのようなことができました。 

ところで、アメリカ人の62歳のスーザンさんがウファーとして滞在しておりましたので、皆さんと同じ作業をし、食事をし、生活を共にしました。彼女は、楽しかったといっておりました。ウファーの受け入れも好奇心と家内がいなければとてもできないことです。それは仲間にも新鮮な体験だったと思います。猿が出るような過疎に来て、外国人に会える場所がコスモ夢舞台なのです。また、私の家にあった宝漆塗りの食器を塗りなおしたら見違えるようになり、会員特別価格で販売しました。これも地方創生の一つでしょう。 

さて次に、狐の嫁入りの石彫が飾ってある下越酒造さんの店前を里山アート展の飛び地として考えました。豊実だけでなく、津川の町にも、アートの意義を目で見えるようにしたいのです。大野さんの協力を得て、素晴らしい作品をつくります。期待してください。