2018.12.17
ワーキングホリデー
佐藤賢太郎

 私たちは二人で、朝5時から勉強をしています。学ぶことは楽しいのです。人間の細胞は60兆個あるそうで、その大半が眠っているそうです。32億の遺伝子にスイッチオンしていると、人生が楽しくなると学びました。空き屋の掃除は大変ですが、未来を創造できるから楽しいのです。

 今年は世界から20人の若者が、手伝いをすれば無料で滞在できるウーファーとして我が家に来ました。そのなかに、来年1月から我が家にカナダから移住する25歳の男子がいます。空き屋はますます必要になってきました。

 ところで、世界ではワーキングホリデーは既に行われているそうですが、日本では初めてです。総務省の支援を頂き、期間限定ですが3月まで実施されます。我が家には、すでに愛知県岡崎市からの28歳の男性が来て、掃除や薪つくりに、とても役に立ってくれています。今後4人の予約があります。

 紹介してくれた事務局の方が、「コスモ夢舞台は人気がありますね、どうしてなのでしょうか?」と言います。役場でも心配してか「そんなに受けて大丈夫ですか、冬には仕事がないのでは?」と心配されます。 
私には工夫があります。私も若い時があったのですが、残り時間が少なくなっています。そんな時、若い方に未来を話せることは楽しいです。

 嬉しく思うのは、コスモ夢舞台を選ぶのは、きっと若い方が生き方を模索しているからだと思います。しかし多くの方が来ても、私にはその方々に賃金を支払う義務があります。
 若い方が多いのですが、私が賃金を払うので、彼らの気ままな旅ではありません。私たちの役に立たなければなりません。相互のメリットがないと成り立ちません。それには何といっても夫婦の意見が一致しないとできないということです。

 私は、次に来る人の(1月〜3月までの)仕事をつくります。仕事がないなら作ればよいのです。それはアイデアです。
 私は思います、今後どのように生きるべきか、未来に向けて勉強するのも仕事の内にします。昔ながらの生活を体験します。
 家内は食事を作ることにおいてスペシャリストです。ある材料で料理をする、まさしく創作です。

 新潟市で行われた、朱鷺メッセの講演会もそうですが、人との信頼の交流があって成り立ちました。遠く北海道や関東の仲間が来てくれました、感謝しています。

 先日、92歳の老女がお出でになり、えらく感動してくださいました。「長生きして良かった」と便りをくださいました。
 そこでは人間が幸福になることについて、述べられていました。そうしたことをワーキングホリデーの方に伝えるのが私たちの生き甲斐でもあります。

                                  


ワーキングホリデー コスモ夢舞台で活動
百聞は一見に如かず