2014.04.24
下越酒造にモニュメント
佐藤賢太郎

私は今年、実現させたい希望が5つあります。

1つ目は、滔滔亭の壁面に宇宙の絵を描くこと。2つ目は、津川の町中に彫刻設置。3つ目は、ギリシャに彫刻設置。4つ目は、ギリシャから帰国後、自宅の外壁に絵を描くこと。5つ目は、「人生を輝かす」をテーマに講演をすること。

すでに、2つ実現できました。その一つが、津川の下越酒造さん前に作品を設置できたことです。そもそもこの夢は、2011年の「彫刻のある町並み」という企画がはじまりでした。狐の嫁入り屋敷に作品群があり、狐の嫁入りロードにも作品群がある。その中間の町並みに彫刻があれば、5月3日だけでなく一年中、観光客や町の人々に注目されることになるだろう、と思ったのです。全国に人口減少からシャッター通りがみられますが、津川の町もそうなっています。狐の嫁入り屋敷の彫刻は町の予算で、ロードは県の予算で設置できました。「町並み」企画は、町か個人でするしかない現状でした。町の企画課に提案したところ、個人的に、総論は賛成するが難しいと言います。そこで私は、2011年に志ある方に声をかけ、2度ほど「彫刻のある町並み」の集まりを開きましたが、進展もなく終わりました。それより以前の2010年11月に私がガン宣告を受けたこともあり、この活動は停滞してしまいました(しかし、幸いなことにガンは2012年6月に治った認定書を頂きました)。 

さて、町並みに彫刻を置くことは下越酒造の社長、佐藤俊一さんの存在がなければ実現しませんでした。佐藤俊一さんは「せっかく佐藤賢太郎さんがこの町にもどってきたのだし、私も津川の町の活性化に一役お役に立ちたい」との志で、この企画が動き出しました。何事も先頭を切るということは簡単でありませんが、佐藤俊一さんの応援してくださるその気持ちに感謝しております。 

嬉しいことに、新潟日報社の記者がおいでくださり、モニュメントの記事を掲載してくださるようです。これを引き金に、町並みのトンボ通りに作品を依頼していただけたらと願っております。郷里に帰ってきて、私も輝く機会を頂けることになると思います。