2011.03.28
23年度味噌つくり
佐藤賢太郎

320仲間とともに味噌つくりを予定していた。しかし3月11日東北関東大地震で関東から仲間は豊実にくることが不可能になった。しかしながら今年も味噌は作ることを決めていた。

 新潟県内の会員だけで味噌を作るしかなかった。その上今回は味噌作り名人の村のおばあちゃんたちも年になって手伝いできなくなり、今回。家内が味噌練り仕込み全て責任を持って作ることになった。これは初めてのことであった。味噌つくりは全員6名で、昨年の17名参加に比べ大きな変化であった。

今年は塩と豆にこだわりをもって作ることにした。昨年は女子集が真室川音頭を歌った塩と麹を豆にまぶした。今年は誰も歌わないのでモーツアルトのCDをかけ味噌つくりをした。一味違う味噌になるだろう。勿論熟成する時間にもモーツアルトを味噌に聞かせることにした。果たして来年はどんな味噌になるのだろう。

なぜならば水に「ばか」とラベルをつけたのと「感謝」とラベルを付けたペットボトルの結晶は歴然と違うと聞いた。その素晴らしい成果を見たい。

 それにしても味噌作り実行委員長大塚秀夫さんが味噌つくりをしようと手を上げてから今回で5年目となる。人数は少なかったが今回が豆潰しも含めて一番順調であった。

変化はつき物。変化することが当たり前と思えばいい。怖がらなくてよい。変化は当たり前である。今回の地震のように地球は生きている、動いている。エベレストも海のプレイトとが動いて陸に当たり、あの高い山になった。かつてそこに海があった。だからチベットに岩塩として見られる。何処かの島が完全に沈むこともあるだろう。驚くことではない、それが自然の摂理である。人間なんか小さい存在である。

いつかやろう、退職したらやろう、そんなことを言っていては夢など何もできはしない。少しでもできるとき、動かなければ、何もしないうちに人生は終わるであろう。動けばそこから新たな生き方が生み出せる。動いているうちに進化する。美味しい味噌も自分たちで作れることを知った。