2013.10.08
なぜ宇宙を描くのか
佐藤賢太郎

   私の次なるアートの制作目標は、滔滔亭すべての内壁面に宇宙の絵を描くことです。はじめは、私の夢に出た事を壁面に描こうと考えていました。しかしなぜか、宇宙の絵を描こうと思うようになりました。 

なぜ宇宙なのか。私たちは、地球上のそれも日本の直面する問題を考え、よりよい生活をめざして、それなりに懸命に生きています。しかし私の命は無限ではないことを意識してまいりました。そして地球は大地震があるように、大陸も絶えず動いている。そのなかで、人間は生まれ死に至る。生々流転。私は無限でないと実感してまいりました。

そこで、人間が生きること、存在することを総括して、共に考える場を実現してみたくなりました。

宇宙は無限でないとも言っている方もいますが、無限と言う言葉,わからない、世界は宇宙そのものと思います。地球に存在している私たち、その地球は太陽系のなかに存在しています。その太陽系は銀河系と呼ばれています。宇宙に銀河系のような群が他に22にあるそうです。それこそ宇宙は計り知れない超無限です。もう、哲学や宗教の世界の話になるでしょう。そうした視点に立つと、人間の存在はチリにもならない微細な存在なのです。 

私は、コスモ夢舞台を囲む夜の風景画、地球、太陽系、銀河系、それを包む宇宙の存在を描きたくなりました。その壁面から、この世の滔々と流れる阿賀野川を眺めてみたいからです。そして共感する方と私は語りたいと思います。あなたは、そうしたことに共感されるでしょうか。共感して下さる方を私は大歓迎します。