2010.06.08
創造プラン1                        
佐藤賢太郎

私は今、NPOコスモ夢舞台法人設立記念パーティに向け、創造プランを実行、あるいは策定を進めています。

里山アート展、田んぼ夢舞台祭り、景観つくり、ビオトープつくりは既に実施してまいりましたが、コスモ夢舞台施設の案内や田んぼ再発見地案内ガイドも準備しています。さらに今、取り組んでいる案内ガイドプランを発表したいと思います。

マップつくりは、自然景観鑑賞はもとより歴史、伝説に学ぶ掘り起こしです。マップは既に、コスモ夢舞台冊子の印刷製作会社である博進堂さんに頼んでいます。                

歴史、伝説に学ぶ例をいくつかあげてみます。

 百人一首(藤原定家撰)の中のひとつ、「奥山の紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞くときぞ秋は悲しき」。これは豊実の実川を背景にして詠まれたと言われている素晴らしい和歌です。

もう一つ、元文部大臣学習院長 安倍能成の歌碑「実川の水上遠くたづねきて 人の誠にあふぞ嬉しき」が馬取の宝来寺、山渓寺にあります。

 次に遠い昔から会津と新潟を結ぶ道として万寺峠があります。そこに小川芋銭の句碑「わするなよ 万治峠のほととぎす」があります。ここは、遠く飯豊連邦が望める絶景です。

豊実の菱潟集落には、即身仏のミイラ全海上人が安置(死後土葬することなく即身仏になるように言い残した)されているお寺があります。阿賀野川は昔ダムがなく、急流で岩に筏がぶつかり命をなくす人が多かった。その岩を取り除こうと、ノミで削ったと言われるのが全海上人です。

 馬取集落に宝来寺があります。有名な住職今川魚心子の詩碑「春摘山菜 夏招白雲 秋坐落葉 冬聴雪」などがあり、豊実地区の自然と人情を詠んだものです。

また、麦生野集落には民話「雪国と正直よしおんちゃ」がありました。これらをマップに載せたいと考えています。