2019..4
自然への適応力
首藤悠河

 本日のワークは、昨日に引き続き屋根の角度を上げるための作業をしました。昨日の段階で、やり方を理解できていたので、スムーズに釘を打っていけました。木の固定が終わり、トタンを木の上に置きました。カセンさんの協力もあり、初めての仕事ながらスムーズに進めることができました。
私が初めてワークをした日から4日がたちましたが、毎日取り組んでいるワークがあります。それは、水を通しているパイプが水圧で外れてしまうので、パイプを石や釘で固定させる作業です。この作業は、石の置く位置や釘の打つ位置、角度がとても重要となってきます。経験の浅い私には、どのように置くのが1番いいか、なかなかわかりません。それに対して、佐藤さんやカセンさんは、経験も豊富で、道具の使い方も馴れているため、着々と作業をしていきます。何日も何日もかけて慣れてくるものだとは思いますが、実践し続けることの大切さを学びました。
本日、初めて水平器を使いました。この水平器は、バケツに穴をあけ、そこに管をつなぎます。2つのものを水平にしたい時、バケツに水を入れて、片方の高さにバケツの水面を合わせます。管の先端を持ち、もう1つのものに当てると水の高さが、バケツの水面と水平になるように高さが変わるというしくみでした。つまりバケツの高さを変えると、その高さに管の水の位置も同じ高さに上下移動します。このようにして、水平器の使い方を教わった私ですが、これを使うために、時間と労力が必要です。現代的な水平器であれば一瞬で水平を求められるのに対し、わざわざ時間と労力を使って求めるため気持ち的にも疲れます。ですが、知恵を振り絞って作った昔ながらの道具に私はすごく魅力を感じることができました。

 
 百聞は一見に如かず