2006.01.05
究極の自給自足の記事

本日、仲間から朝日新聞の環境ルネッサンスよみがえる限界集落記事が送られてきました。
一家族10人が自給時自足をしている紹介でした。その生き方にあるのは再生循環めざし縄文百姓の志のようです。
そして名づけたあーす農場とはこんなところと紹介がありました。

手づくりパン工房、水力発電、バイオガス、炭焼き、家畜です。一ヶ月の経費は17万円でやっています。
夏午前1時冬は3時から働く。長男だけは高校を出ていて後は中卒。それぞれ男の奥さんは大学卒と珍しい組み合わせ。

今年コスモ夢舞台シンポジウムは縄文シンポ里山アートシンポから始めて農、地域活性化をテーマに話し合う予定ですが、地元に密着したテーマであり、日本の抱えるいろいろな問題でもあります。
新聞記事と全く同じ手段でなくとも今の時代に大切な事とは何か、そのあり方を考える事になろうと思います。

しかし農山村が荒廃し村が消えてゆく時代、自給自足生活をする人が増えるといいのですがそれをやってみようという人は何人いるでしょうか。
やっぱり便利な生活になれてしまってからの方向転換はむずかしい、新聞や本を読んで理想を語るだ
けではこんな実践は出来ないでしょう。

ふくろう会では初めからこんなテーマに向って歩んできたのでなかったのでありませんが、いつの間にかこんなテーマにまで語ることになりました。
私たちは既成の団体で理想的生き方を学ぶだけでなく、一歩一歩実践し現代の生き方を考えてみようとしています。 

それにしても高度成長時代に正比例して異常な人殺し、親殺し兄弟殺しが減らない時代なにか狂ってしまっているのではないだろうか。自然の摂理から離れた人間の生き方も大きな原因になっているのだろう。自然の摂理ということを頭で理解しているだけでなく、身体で感じるためにもスローライフも見直さなければならないと思う。(佐藤賢太郎)