2007.06.12
都会と田舎

個展が終わってずいぶんと時が過ぎ、今は緑の田舎でそのときのことを思い出しながら並べてみる。高島屋での個展開催のため5月に9日間関東で滞在した。1日目は蓮田のアトリエに泊った。豊実に引っ越してから蓮田の自宅がなくなったので風呂も無いので友人のお宅に家を転々と泊めていただいた。うちに泊ってというありがたい言葉があったりしてとてもありがたかった。昼は画廊でお客様と話す。そして夜になると友人の家に転々と異動する。しかし余り疲れなかった。ずうずうしいのかそれともギリシャ滞在の経験の効果なのか?

都会は経済活動が活発でその意味では活力があるところだ。都会がなかったら個展がなかった。
 ところで作品展示のため高島屋の納入場から一端車を出し、路上に車を止めるのも
1時間ごとにパーキングメータにお金を入れなければならない。とてもわずらわしかった。
 都会を離れ田舎暮らしをしている私にはビルの裏通りで動いている人間は心のゆとりなど無いように感じた。

豊実に帰ってきて水と緑、空気は綺麗、コスモ夢舞台米のご飯はおいしい。そして本来人間はこういうところで生きてゆくのがいいのだろうと思った。そして夢つくりを毎日している。コスモ夢舞台という現代の桃源郷つくり。
   自然と共に生きるスローライフの生活だが労働が付きまとう。この労働を楽しまなくてはとても豊かな人生観はもてない。楽しむまでになれるかが問題である。(佐藤賢太郎)